
こう思う人も多いと思います。

本記事の目次は以下の通りです。
1.自己紹介
以前は全くの異業種(人材マネジメント)に7年程勤めていました。
私立四年制の文系出身で、勉強でも仕事でも、統計やプログラミング・AIといった領域には無縁の世界でした。
しかし仕事でプロジェクトリーダーにアサイン頂いたことをきっかけに統計・プログラミングの学習を始め、データサイエンスの分野に興味を持ちました。
その結果、2020年4月からビジネス寄りのデータサイエンティスト(AIコンサルタント)として未経験転職を果たしました。
転職活動時は心から信頼できるエージェントの方と出会うことができたので、その方に勧めていただいた企業2社を受験し1社から内定を頂くことができました。
※このときのエピソードは以下で記事にしています。
2.未経験でのデータサイエンティストへの転職活動時に面接で聞かれたこと
結論から書きます。
面接で聞かれたこと
(1)現職でどんなことをしているか(自己紹介的な位置づけ)
(2)その企業への志望理由(何をしたいのか?)
(3)現職で身に着けた自分のどんな力がその企業で生かせると思うか
(4)なぜいわゆるAIとかデータサイエンス系の仕事がしたいのか
(1)現職でどんなことをしているか(自己紹介的な位置づけ)
これは自己紹介のような位置づけで、面接の冒頭に

と聞かれました。あまり長々話してもよくないので、1年目から3年目は〇〇の仕事をしていて、4年目は~と簡潔に話すようにしていました。
(2)その企業への志望理由(何をしたいのか?)
(4)とも繋がりますが、ざっくりと「で、うちで何したいの?」ということです。
新卒の就活とは違うので、結構ゆるく単刀直入に聞かれることが多かったです。
まあ当然想定内の質問ではあったのでちゃんと準備していき、自分の考えていることを話せたかなと思っています。
また、何人かの面接官の方から同じことを聞かれたのですが、「それって今のあなたの会社だと実現できないの?それはなぜ?」という内容です。
人によってはかなり深堀りされた(でもこういう工夫をすればできそうじゃない?とか)ので、きちんと自分で考えておかないと「ただのデータサイエンティストという名前に憧れて来ただけの人」扱いされるので注意です。
(3)現職で身に着けた自分のどんな力がその企業で生かせると思うか
当然中途なので、未経験とはいえ今まで培ったスキルで何かアピールできるポイントがないと他の人との差別化もなかなか厳しいと思います。

(4)なぜいわゆるAIとかデータサイエンス系の仕事がしたいのか
私は具体的にこういう聞かれ方をしました。
未経験の方からこういう業界への応募は最近増えてるんですよ。でも、ただ興味があります、だけだとさすがに判断できないですね。何か実務とかでデータに興味があったり、扱ってたりするんですか?
私は前職で自主的に統計やプログラミングの勉強を始めて、実務で簡単な機械学習モデルの実装をしていたのでそのときの経験や気づきをまず話しました。
そしてデータサイエンスを扱う仕事ができるようになると、どんな可能性が自分にとって広がると考えているか話しました。
まとめ
ここまで実際に私が転職活動時に聞かれた質問を紹介しました。ただ今日の記事で伝えたいのは「これが面接の想定問答集です」なんて浅い話ではありません。
この転職活動を経た気づきを次で紹介していきます。
3.未経験からデータサイエンティストへの転職活動を経た気づき
結論を書きます。
取り繕ってもすぐばれる。正直に話すこと。

と思われるかもしれないですが、意外にできてる人って少ないと思います。
実際に私がとある一人の面接官の方からされた質問を紹介します。先ほど(2)で紹介した
「それ(転職してやりたいこと)って今のあなたの会社だと実現できないの?それはなぜ?」
と質問頂いた面接官の方が何人かいらっしゃるのですが、その中でも一人、かなり深堀して質問をされた方がいらっしゃいました。
もちろん途中までは今の会社だと自分がやりたいことをやるのは難しいと思っている話をしていたのですが、
「でもこういう風にしたら今の仕事でも実現できる可能性はありますよね?それだったら今の会社に残った方がいいんじゃないですか?」
と言われました。
そのとき結構考えて私が答えたのは、

です(笑)。
面接官の方も「え?笑」と笑っていたのを今でも覚えています。

と答えました。正直、自分の本音をそのまま話したのでかなり歯切れが悪い回答になり、絶対落ちたと思いました。
ただこれがまさかの合格でした。
後からFBをいただいたのですが、私のことを「嘘をついたり取り繕ったりしない誠実な人」だと思っていただいたということでした。
もちろん頂いた質問には基本的に全部こたえられるようにしておくべきなので、

なんてことを言いたいのではなく、無理をしすぎて質問に答えようとしても相手には必ず見透かされるということです。
一発勝負なのでさじ加減は非常に難しいですが、後から後悔しないためにも小手先のテクニックではなく
誠実に面接官と対話する
これを意識するのが重要だと感じます。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。
途中でも書きましたが、今日の記事でお伝えしたかったのは「想定問答集をプレゼントします」なんてことではなく、
自分の頭で考えて誠実に対話するのが何より重要だということでした。
転職活動を視野に入れている方の参考に少しでもなりましたら幸いです。
以下の記事で未経験からデータサイエンティストへの転職活動について解説していますのでよろしければチェックしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。