

ポイント
・Python3エンジニア認定基礎試験の難易度がわかる
・Python3エンジニア認定基礎試験を取得することのメリットがわかる
・効果的な勉強方法が分かる

✅嬉しい共有
先程python3エンジニア認定基礎試験を受けまして、
無事合格しました😭‼️‼️‼️💮
この試験は簡単とよく言われてますが、
基礎を疎かにしていた私にとって
そんなことはなく、この1週間はちゃんと勉強しました😇
基礎中の基礎は少し身についたと思います🙆♀️ pic.twitter.com/27LJRNJY3S
— Hawaii@AIコンサルタント (@Hawaii07597403) September 26, 2020
【2020年11月9日追記】
合格証が届きました!!
また、2020年4月からデータサイエンティスト(AIコンサルタント)として転職もしておりますので「この資格を取得してどんなメリットがあるのか」を現場視点からもお伝えしていきます。
本記事の目次は以下の通りです。
目次
①Pythonの資格
2020年10月5日現在、日本におけるPythonの資格は主に下記2つです。
主なPythonの資格
Python3エンジニア認定基礎試験
Python3エンジニア認定データ分析試験
本記事で紹介する前者(Python3エンジニア認定基礎試験)がいわゆる基礎文法の知識を測る試験、
後者(Python3エンジニア認定データ分析試験)は前者を使ったデータ分析や簡単な機械学習実装の知識を測る試験です。
※データ分析の試験は比較的新しく、2020年から新設された試験です。こちらの試験にも2020年11月7日に合格したので、関連記事を貼っておきます。
■出題範囲

これで、ある程度勉強の方針は立てやすくなります。エンジニア認定基礎試験の肝は「3~5章、8章、10章の攻略」で、これだけで全体の75%になり合格最低ラインの7割を超えられます。
②Python3エンジニア認定基礎試験の難易度
公開されている情報がやや古い(3年前の情報)ですが、合格率はおよそ8割弱のようです。
この数値だけ見ると

と思われると思います。
実際、私も受験しましたがそこまで難しくはありません。

※実際、私が学習を始める際に合格体験記をいくつか調べましたが、既に実務でPythonを使っている方が多い印象を受けました。
この理由から、超初心者の方にとっては「体感として合格率は8割ではない」ので、気を引き締めて受験する必要があると思います。
③Python3エンジニア認定基礎試験を取得することのメリット

ポイント
1.Pythonの知識の全体像を把握・再整理するのに有用
2.今後の学習効率を上げやすい
1.Pythonの知識の全体像を把握・再整理するのに有用

この意味で、「Pythonの全体像を把握する」「自分の知識を再整理する」ためにこの資格取得は非常に有用だとおもいます。

2.今後の学習効率を上げやすい
この試験では、Python初心者にとっては「そんなの聞いたこともなかった」という知識がたくさん出てきます(実務で本当に使うかはさておき)。
そういった知識を、使えなくても「知っている」だけで、その言葉がふいに出てきたときに

とアンテナが立ち、「調べる→学習→使えるようになる」というサイクルの効率を上げやすくなります。
私の実例を紹介していきます。
公式テキストの12章に「pip install」があります。
これ自体は普段も何かをインストールするときに使っていたので知っていましたが、他にもテキストで「pip freeze」が紹介されています。
pip freezeは全く知らず、

くらいに捉えていました。
試験合格後、仕事中に上司と先輩メンバーが開発の相談をしているときに「pip freezeでやっておけばさ、」という話をしており、「お!!??」とアンテナを立てることができました。
すかさず「今のってどういうことですか」と質問し、結果的に知識を深めることができました。

④Python3エンジニア認定基礎試験の効果的な勉強方法
Python3エンジニア認定基礎試験の効果的な勉強法を紹介します。
■STEP1:ProgateでPythonの講座を受講



■STEP2:模擬試験を1回受験
まずは模擬試験を受験して、試験傾向を知るところから始めましょう。DIVE INTO EXAMという模擬試験を無料で受験できるので、おすすめです。


DIVE INTO EXAMとは、Python3エンジニア認定基礎試験が公式に認めている模擬試験です。
※スクール名は「Dive into Code」で、その中で模擬試験を扱うページをDIVE INTO EXAMと呼んでいるようです。
■STEP3:公式テキストを読む
STEP2でなんとなく出題の傾向を知ったら、ようやく公式テキストを見ましょう。


<公式テキスト「Pythonチュートリアル 第3版」>
公式テキストは冒頭の出題範囲でも書いたとおり、3~5章、8章、10章が肝なので、STEP3ではこの5章分だけを勉強します。



※10章は知識問題として出題される傾向が強いので、写経は1~2回程度で問題ないです。

■STEP4:模擬試験を繰り返し解く
STEP3が終わったら、後は模擬試験の繰り返しです。DIVE INTO EXAMを何度も解き、間違えた問題は説明できるレベルにまでしておきます。

■STEP5:どうしても苦手な部分だけを写経して練習
資格試験で検索する場合、合格体験記を調べる方は多いと思います。ただこの試験は合格率が高いので、逆に不合格の方の受験体験記を受験前にインターネット検索で調べました。



分かりづらいと思うので、実際に私がやっていた画面キャプチャをお見せします。テキストに出てくるコーディングを、下記のようにjupyter notebookに「こんなコードを書く」という内容をコメントとして簡単に書いておきます。
この場合、このコメントを見た瞬間に同じセルに
command
for i in range(5, 10):
print( i )
と書けるようにするイメージです。
もちろん丁寧に作る必要は全くなく、自分さえ分かればいいので、私は以下のように「見れば何のことかわかるように」しておきました。
これは実際にテキストで出てくるのですが、これを見た瞬間「あ、あれね」と思い、何も見ずに下記をコーディングするイメージです。
私はこれを「自作問題集」と呼んでいます。「自作問題集の作り方」については、詳しくは以下の記事をご覧ください。

■番外編 プログラミング言語 Python3入門【udemy】
※こちらをクリックしていただくとudemyページに遷移します。
このudemy講座は、「公式テキスト」をそのまま解説している講座で、ある意味でこの試験ではどんぴしゃな内容なので番外編として紹介しておきます。

「Python文法学習」の観点では、正直この時点ではどんな教材を選んでも問題はないです。「なんか見やすい」「わかりやすそう」という直感で教材を選んで全く問題ありません。
⑤Python3エンジニア認定基礎試験の日程と申し込み方法
Python3エンジニア認定基礎試験はCBT受験(パソコンで受験する)なので、通年で全国のテストセンターやパソコン教室で受験することができます。
こちらの公式ホームページから、以下の赤枠部分「申込URL」をクリックします。
そして「受験の流れ」をクリックします。
「試験会場を探す」から、最寄りの試験会場を探し申し込みをします。





⑥まとめ
以上、いかがでしたでしょうか。
この試験はPythonの基礎中の基礎だと思いますが、最初の一歩として非常に良い試験だと思います。
是非皆さんも一緒に楽しいPythonライフを送りましょう!
